SiCアライアンスの紹介

活動内容

SiCアライアンスとは

エネルギーの有効利用で活躍する電力制御システムのキーデバイスであるパワー半導体。現在はSi(シリコン)半導体が用いられていますが、Siに比べ格段に優れた省エネルギー性能や物理特性をもつSiC(炭化珪素)が新しいパワー半導体として注目されています。

SiC半導体は、次世代自動車や鉄道、スマートグリッドなど新しい応用分野のさまざまなシステムでインバータ(電力変換装置)に用いられて大幅な省エネルギー/小型化をもたらし、低炭素社会の実現に大きく貢献すると期待されています。

 このようなSiCについて、これまで、多くの国家プロジェクトが進められてきました。 SiCアライアンスは、これらのプロジェクトに横串を通し、全体としての成果をあげることに貢献してきました。

 現在、パワーエレクトロニス関連のSIPプロジェクトや補助事業等による産業化の促進が進められています。また、高品質エピウェハの安定供給を実現するために、エピウェハの結晶欠陥評価方法の国際標準化への取り組みも始まっています。

 こうした中で、SiCウエハ、素子及び実装、特に、自動車等の最終製品への応用技術に関わる研究開発に関して産学官が、情報共有、意見交換、研究開発連携をオールジャパン体制で行い、それぞれの分野での成果を、適時、適宜に橋渡しできるように進め、実用化、普及の早期実現を目指して活動しております。